種々の研究テーマをクリア
交流サーボモータにより試験片を積載した移動台に直線運動を与えます。
一方、2個の支点をもつ縦アーム、横アームから構成された抵抗力伝達機構は、各種のアダプタから受ける抵抗力を荷重変換器の検出子に伝えます。
この横アームの一端にゼロバランサが備わり、各種アダプタの自重をバランスして垂直荷重をゼロにします。
また、他端には、アダプタ保持部と、その垂直線上に垂直荷重を負荷できる分銅受け皿があり、最大1000gの分銅を載せることができます。
検出された抵抗力は、動歪みアンプにて増幅され各種記録装置に出力する事ができます。
操作、表示部には使いやすいタッチパネルを採用しました。
アタッチメントを交換することにより、JIS K7125(ISO 8295)に準拠した試験を行うことができます。
円錐型引掻針に所定の垂直荷重を与え、引掻いた時の傷幅の大小により引掻硬さを表します。鉛筆引掻強度試験も可能です。
画圧、線圧、点圧そしてサンプル相互の組み合わせによる測定も可能です。面倒で個人差の出る平均動摩擦演算も簡単に表示されます。※1
※トライボソフト(オプション)による
ベアリングで軸支されたステンレスロールの転がり抵抗力により、べた付きを数値化します。
往復運動の摩擦を繰り返して、表面状態の変化、被膜の剥離が発生した往復回数を摩擦抵抗の増減から求めます。
水平方向による引掻強度の測定が行えます。
引掻針への垂直荷重を段階的に増加させ、引掻抵抗力の変化から臨界荷重を求めます。
JBMS-88 (用紙の摩擦力計測による紙粉量の 評価方法)
ASTM D 1894 (Standard Test Method for Static and Kinetic Coefficients of Friction of Plastic Film and Sheeting)
JIS K 7317:2022 (プラスチック-機能性フィルムの引っかき硬さの求め方)
JIS L 0849 I型 (摩擦堅ろう度試験)
JIS K 7125 (プラスチック−フィルム及び シート−摩擦係数試験方法)
※ 別途測定治具が必要な場合がございます。
5mm~6000mm/min
交流サーボモータ
ラック&ピニオン
1~100mm
シングルモード:設定距離移動後自動停止
リピートモード:設定距離を往復運動(最大99,999,999回)
0~100gfまたは0~2000gf
240mm×120mm
過負荷安全装置
高周波雑音防止回路
ゼロ点調整 ・・・ デジタルサーボオートゼロリセット方式
出力(非直線性) ・・・ 0~±5V(±0.05%FS以内)
感度切換 ・・・ 0・100・50・25・10%FS
フィルタ ・・・ 1・10・100HZ・PASS(ローパスフィルタ)
0~50℃ 85%RH以内 但し、結露なきこと
AC100V 50/60Hz
本体:W630mm×D350mm×H580mm
荷重変換器 1台、引掻針 1本、ASTM平面圧子 1式、Φ10mmボール圧子 1式
組分銅 1組、電源コード(2P・E付き2m) 1本、アクリルカバー 1個、
工具 1式、部品ケース 1台、垂直ゲージ 1個、取扱説明書 1部
トライボソフト、各種測定子、ホットプレート、Y方向ステージ等
加熱装置や冷却装置などのオプションが使用できます。
点接触から特殊測定など、さまざまな測定子が使用できます。