荷重変動型摩擦摩耗試験システム
TYPE:HHS2000S/HHS3000S
たった1個の試験片、たった1回の測定で、摩耗回数・垂直荷重・摩擦力・摩耗体積の関係を示す3次元磨耗形態グラフ作成が可能です。
本機は1個の試験片による1回の測定で摩耗回数、垂直荷重、摩擦力、摩耗体積の関係を示す3次元摩耗形態グラフ作成、摩耗の遷移に対応する臨界荷重の決定ができます。
そのため、複数の試験片を必要としないだけでなく、試験時間を大幅に短縮し、煩雑なデータ解析を解消でき、優れたデータが得られます。
新しい摩擦摩耗試験機のスタンダードモデル
測定中にカバー可能なホップアップ式アクリルカバーや新開発の直交バランスアーム方式等
トライボギアの新世代スタンダードモデルの誕生です。
標準でY方向ステージを装備し、試験をより簡単に行えます。
さらに使いやすくさらに正確にしたトライボギアTYPE40で摩擦摩耗試験を快適に行ってください。
誰でも、どこでも。+どんな角度でも
スキルや経験を必要としないポータブル摩擦計3Dミューズなら初心者でも簡単に物体間の静摩擦係数を測定できます。
室内の平面はもとより、傾斜面、壁面、天井面、さらには屋外でも、ポータブルだからどこでも摩擦測定が可能です。
ポータブルだから持ち運びに便利です。たとえば建設現場で、お客様の目の前で2つの壁材の静摩擦を測定する事で、材質の違いを数字で説明できます。
化粧品・薬品の触感などもその場で測り、他社製品との違いを数値で納得させる事ができるため、製造業や流通業などの営業ツールとしても便利です。
官能評価の数値化に
今まで定量化する事が困難だった、肌触りや感触、なじみ感を数値化することができます。
3つのストレイン・ゲージを用いてX、Y、Z方向の抵抗力を検出します。
操作は試料テーブルの上にサンプルを載せて指などでなぞるだけ。簡単に測定が行えます。
また、ハンディプローブを使用する事により、試料テーブルの上に載せる事ができないサンプルも測定する事が可能です。
種々の研究テーマをクリア
交流サーボモータにより試験片を積載した移動台に直線運動を与えます。
一方、2個の支点をもつ縦アーム、横アームから構成された抵抗力伝達機構は、各種のアダプタから受ける抵抗力を荷重変換器の検出子に伝えます。
この横アームの一端にゼロバランサが備わり、各種アダプタの自重をバランスして垂直荷重をゼロにします。
また、他端には、アダプタ保持部と、その垂直線上に垂直荷重を負荷できる分銅受け皿があり、最大1000gの分銅を載せることができます。
検出された抵抗力は、動歪みアンプにて増幅され各種記録装置に出力する事ができます。
操作、表示部には使いやすいタッチパネルを採用しました。
誰でも、どこでも。
ミューズTYPE:94i-IIは、物体間の静摩擦係数を誰にでも簡単に測定できるポータブルタイプの測定機です。
従来、静摩擦の測定方法は、傾斜法やストレインゲージを使用するのが一般的でしたが、実験室などの限られたスペース内で使用される為、現場での作業性に難点がありました。
本機はこれらの問題点を一挙に解決する「新しい静摩擦の測定方法」として提案された、他に類を見ない測定機です。
もっともシンプルな往復摩耗試験機
目視による摩耗試験評価に的を絞った試験機です。ベーシックグレードのTYPE:30と無段階速度調整機能、指定回数自動停止機能のついたTYPE:30Sがございます。
また、同じ条件下で複数の試験を行うことのできる2連から4連の仕様もございます。
※写真はTYPE30S 2連アーム仕様です。
ディスク オン ディスク、ボール オン ディスクの摩擦摩耗測定
試験片の搭載可能なターンテーブルにトルク変換器が直結されています。
荷重側は、面接触のディスクと点接触のボール圧子とが選択できます。
ディスクとボール圧子は、共に自重でバランスさせることができますので、低荷重から精度の良い摩擦摩耗試験が行えます。
被膜の付着力を連続加重引掻抵抗で評価
2台のパルスモータにより試験を積載した移動台と連続加重分銅ガイドとを同期移動させます。
連続加重分銅は、引掻針が取り付けられているアーム上を転がるため、引掻針に試験片の移動と共に垂直荷重を比例増加させる事ができます。
また、引掻針取付部には、抵抗力を検出する荷重変換器が組み込まれています。低荷重領域での摩擦抵抗から引掻抵抗、剥離抵抗までの微小変化をダイレクトにとらえることができます。
摩擦摩耗試験に於いては、一定荷重状態で試験片の往復運動によりボール圧子から摩擦抵抗力を検出します。
連続加重で傷つきやすさを数値化
引掻針は、先端にR加工(0.005~1.0mm各種)を施した、円錐型を用います。この引掻針に試験片を積載した移動台の動きと共に、アーム上を転がる分銅で連続加重を与えます。
移動距離は、100mmで、連続加重分銅の載せ替えにより0~50g、0~100g、0~200gが選択できます。
例えば、予め100gの一定荷重分銅を載せて、0~200gの連続分銅を併用すれば、100~300gの加重が得られます。
連続加重の機構は、機械式のため煩わしい校正は必要ありません。いつでも再現性の良い試験が行えます。
連続加重分銅を使用しないで、一定荷重分銅のみ使用する事により、引掻硬さも得られます。
平板サンプル表面を固定荷重をかけた引掻針にて引掻き、傷の大小を顕微鏡(ユーザー設備)観察にて測定し、表面の耐傷つき性を判定評価。
さらに数値化したい場合は、データ解析ソフトウェアトライボソフト(オプション。18Lのみ対応)を使用し、引掻き時の針が受ける抵抗力を記録、抵抗力の大小により耐傷付き性を定量化することができます。